出版社内容情報
ぼくがきみにつたえたいのは、ほんやくすると―「このせかいは、うつくしい」ってこと!しっぽをふるのは、ほんやくすると「とってもうれしい」ってこと。ケーキにろうそく、ほんやくすると「おめでとう、またひとつとしをとった」。おかあさんのいってらっしゃいは、「げんきなただいまをまってるよ」。ことばがなくても心と心で通じあう、犬と男の子の物語。
内容説明
しってる?せかいは、きみに、ささやいている。『のせのせ せーの!』の作家陣による待望の第2作!ほんやくってしってる?見たもの、聞いたことの、むこうがわに、ときどき、べつのことばが、かくれてる。
著者等紹介
斉藤倫[サイトウリン]
詩人。『どろぼうのどろぼん』(福音館書店)で日本児童文学者協会新人賞、小学館児童出版文化賞を受賞
うきまる[ウキマル]
絵本作家。横浜生まれ。日本大学芸術学部デザイン科卒。2019年『はるとあき』(絵・吉田尚令)でデビュー
くのまり[クノマリ]
イラストレーター。MJイラストレーションズ卒業。主に広告・書籍・パッケージ・グッズなど幅広くイラストレーションを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
陽子
30
おとこのこが生まれてから、ずっと側に寄り添う犬。いろんなものを「ほんやく」して、わかりやすく伝えてくれる日々。自然と対話。素敵な絵。最後は翻訳しなくても分かり合える「おなじきもち」。2025/05/05
anne@灯れ松明の火
18
出版社SNSご紹介、新着棚で。大好きな斉藤さん。うきまるさんとのコンビ作は、どんなやり方なんだろう? そして、今回の絵は、くのまりさん。温かみのある優しい絵。様々なアングルで、工夫を感じる。「翻訳」という言葉が小さい人にはピンとくるかな?と思うが、他にいい表現は思いつかないので仕方ないかな。大人好みかも。犬と男の子、「ほんやくすると、こういうこと」言葉は通じなくても、心は通じている。2025/05/04
ともこ
15
なんて素敵な絵本!我が家のゴールデンレトリバーと2才の孫が重なる。愛犬と私も翻訳しなくたってなんでもわかる。優しい言葉と優しい色彩が心を潤す本。人間同士もこんなにわかり合えたらいいのにな。2025/05/18
なな
1
言葉にも行動にも、《なぜ》という視点を忘れないようにしたい。おかあさんの『行ってらっしゃい』は『元気なただいまを待っているよ』という祈り。なんとも奥深い。2025/05/17
がりお
0
⭐️⭐️⭐️2025/04/27