出版社内容情報
この「きず」は、ぼくの宝物だ!「どびん エドヴィン たっきゅうびん!バナナでピンポン そんなバカな~!」休み時間に友だちとだじゃれ遊びでもりあがり、卓球台の上からジャンプをしたら、ドン!!じめんにおちちゃった。集まってきた学校のみんなは、あふれでる血にくぎづけ。みんなに注目されるのはちょっといい気分。でもどんどん痛くなってきて…。子どもの心の動きをユーモラスに描いた、スウェーデンの人気作家による絵本。2022年スウェーデン年間最優秀絵本賞受賞。
内容説明
2022年スウェーデン年間最優秀絵本賞受賞!
著者等紹介
アドボーゲ,エンマ[アドボーゲ,エンマ] [AdB〓ge,Emma]
絵本作家、イラストレーター。1982年、スウェーデンのリンシェーピング生まれ。18歳で絵本作家デビュー。子どもたちの日常をユーモラスに描き、現在スウェーデンでもっとも人気のある絵本作家のひとり。エルサ・ベスコフ賞、レナルト・ヘルシング賞、アウグスト賞、ドイツ児童文学賞、エーミル賞など受賞作多数。双子の妹リセンと共同制作した絵本も刊行
菱木晃子[ヒシキアキラコ]
翻訳家。1960年、東京都生まれ。スウェーデン語の子どもの本を中心に、紹介および翻訳に精力的に活躍。2009年、スウェーデン文化の普及に長年貢献したとして、スウェーデン王国より北極星勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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遠い日
4
スウェーデン発。興味が惹かれたのはスェーデンの小学校の自由で、幅のある教育の現場。教師をファーストネームで呼ぶし、今起きたことをすぐに教材にして、クラスで考えさせる。膝を怪我して。血を出したぼく。大きな絆創膏を貼ってもらって、ちょっと特別感を抱く。子どもは、絆創膏や包帯を誇らしそうにするもの。痛さを超えた自分が得意に思えるのかな?そんなぼくの傷の治り具合とその時々の心境がビビッドに綴られる。2025/06/19
たくさん
0
大きなけがをしたことがないと、どのくらいかかるとか後悔が付きまとったりとかいろいろ考える。けがをしたことがいつもと違う自分に出会ったり客観的になれたりいろいろ学んで大きくなるのだろうな。絵の雰囲気がぼんやりとふわっとして上手でないけど雰囲気がとてもいい北欧の本でした。 2025/06/02
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