出版社内容情報
おどろきは、身近なところにある!植物観察家・鈴木純が、シロツメクサの美しさと不思議を紹介し、実態にせまる写真絵本。観察により気づきはおどろきを生み出す。この感動こそ、科学への第一歩です。知ることでどんどん好きになっていく、ともだちと話しているようにたのしめる1冊!
内容説明
わたしたちのこと、ほんとうに、よく知ってる?自分の五感を通した気づきは、おどろきを生み出します。このセンス・オブ・ワンダーこそ身近な世界の美しさを知る第一歩!
著者等紹介
鈴木純[スズキジュン]
植物観察家・植物生態写真家。1986年、東京都生まれ。東京農業大学で180種の樹木を覚える授業を受け、葉っぱの一枚一枚に個性があることに衝撃を受ける。見なれた風景が一新したことから、(まさに地を這うような!)植物観察の日々が始まる。現在は誰でも気軽に楽しめる植物観察の魅力を伝えながら、まち専門の植物ガイドとして活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
seacalf
52
子供の頃から慣れ親しんでいるシロツメクサ。幸運をもたらす四葉のクローバーが有名だが、最近のニュースではなんと63枚葉のクローバーを育ててギネス記録になった日本人の方がいるとか。それはともかくNHKの「ダーウィンがきた!」でもお馴染みの作者がシロツメクサに語りかけながら詳しく生態を紐解いてくれる。拡大したシロツメクサの姿に驚かされる。こうした身近な植物に隠された意外な姿や生態を学べるのはとても楽しい。2024/06/27
たまきら
44
読み友さんの感想を読んで。子どもの頃から身近な植物ですが、そういえば種の行方まで考えたことはありませんでした。まあハチを飼うようになってからは「ミツバチが止まりやすいすごいデザインだなあ」とか、お花の機能について考えたことはありましたが…。もわっと発芽している画に思わず笑ってしまいました。いや~これ、次回は探してみよう。こういう、身近なものから気づきを与えてくれる絵本、大好きです。2024/09/08
そらこ
22
だれでも知っているシロツメクサ。それを観察して、形態や成長を教えてくれる写真絵本。植物観察家という作者らしく、文章は、シロツメグサと会話して、観察し、考察する形で書かれている。そのため、とても親しみやすく、一緒に観察している気になるし、実際にやってみたくなる。身近な花だけれど、私には知らないことばかりだった。とくに、この花がマメ科でエンドウ豆みたいな豆(きっととても小さい)ができるなんて、驚きだ。読み聞かせ8分。根粒菌とかチッソとか、難しい単語も出てくるので、中学年ぐらいからがいだろうか?2025/03/12
ケ・セラ・セラ
21
子どもの頃、花冠を作ったり、四つ葉のクローバーを探したり、馴染みのあったシロツメクサ。表紙から「おーい」と呼ばれる。小さな花が集まって、まん丸ひとつの花のように見えるのは、タンポポと同じ。だんだん開いていく写真が素敵。こんなに綺麗だったんだ。シロツメクサって、豆の仲間なんだね。葉っぱの形や模様もいろいろ。オランダから割れ物の緩衝材として日本に入ってきたそう。「白」い花が咲く「詰め草」だから「シロツメクサ」。知っているようで知らなかったことがたくさん。シロツメクサが、より身近に感じられる写真絵本。2025/05/03
イカまりこ
8
シロツメクサの生態が分かる写真いっぱいの本。子供の頃にシロツメクサがたくさん咲いてる原っぱで摘んで冠作ろうとして不器用すぎてできなかった記憶w 四つ葉のクローバーは探して見たことない。初めてこんなにじっくりシロツメクサを見たな~。種がサヤに入ってるとは知らなかった。種の色と形がめっちゃかわいい。シロツメクサが日本にやって来た来歴も興味深い。緩衝材の詰め物として使われたから、シロツメクサ!人の役にたった植物なんだな~。2025/04/11
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