出版社内容情報
動画中の価格は、2021年8月発売時のものです。ご注意ください。
くいしんぼうのくまがおこす、真夜中のおおさわぎ!「あむあむ、おいしい。もっとたべたいな」山ぶどうの実に夢中になり、どんどん松の木をうえにのぼっていく、おおきなくま。くまの重さにがまんができなくなった松の木は、全身をばねのようにしならせて、夜空へはねあげた!
著者等紹介
アヤ井アキコ[アヤイアキコ]
絵本作家。1967年、北海道生まれ。大学卒業後、印刷会社勤務を経て、美学校シルクスクリーン工房で学び、絵本創作を始める。『もぐらはすごい』(川田伸一郎・監修/アリス館)で第24回日本絵本賞大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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れっつ
35
『もぐらはすごい』で第24回日本絵本賞の大賞を受賞された後のアヤ井アキコさんの今作。今度は食いしん坊のくまが、食べるのに夢中でどんどん木の上まで登ってしまい、パチンコの如く遠くまで吹っ飛ばされるお話(笑)。水墨画を思わせるタッチが何処か懐かしく、くまや風景の質感の雰囲気が心地良く、そしてくまの剽軽な様子に楽しみが増す。絶妙な深みの背景の青、紙の白地を活かしたような光の表現も秀逸。子どもが寝ている夜から朝までのたった一晩にこんなにも壮大な出来事があったとは!ワクワクする展開、作者の想像力と表現力が光る1冊。2021/09/29
ヒラP@ehon.gohon
32
くまが木に登って山ぶどうを食べています。 星がきれいにきらめいています。 子どもは静かに寝ている夜です。 こんなのどかなイントロが、奇想天外な夜の大騒動を引き起こすとは信じられませんでした。 発想が凄すぎ、パワフルで、眩しすぎです。 でも、朝日の号令でまた静かな風景に変わります。 子どもは夜の間にこんなことがあったことに気づかないままです。 楽しいお話で、得をしたのはこの本を読んだ人だけ。2022/02/28
たーちゃん
31
読み友さんのレビューを見て借りてきました。木からポーンと放り投げられたくまさんの行く末。息子は星が沢山降った湖を見て「わぁ!キレイだね〜」と言っていました。2021/10/18
がらくたどん
28
夜明けの熊の素っ頓狂なお顔がタマラン♪秋の月夜の絵本として目を通していた作品。前三分の一の部分のテキストがちょっと長めでちびっ子用にはどうだろうと思うのだが、「びよ~ん」からの展開があまりにテンポよく楽しくて諦めきれない。いっそ絵だけでも行けるかも・・?。君たちが寝ている間の熊君の大冒険。表紙裏までしっかり見せたい。受賞作『もぐらはすごい』が科学絵本ぽかったのでその方向の作家さんかと勝手に思っておりました。楽しみな作家さんがまたひとり増えてホクホクです。2021/10/25
anne@灯れ松明の火
27
読友さん、出版社SNSご紹介で、予約。いやいやいや、こういう展開は想像もしなかった♪ くまが木を上に上にとのぼったら、まさか、こうなるとはね~(笑) 気になったら、読んでみて♪ 絵はちょっと淡いけれど、読み聞かせ候補、5分ちょっと。2021/12/22
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