出版社内容情報
内容説明
天女さまの手もかりたい!とんでもないあめの日におこったじんわりとしみる奇蹟!韓国で人気NO.1のペク・ヒナが描くかぎりなくあたたかな世界。
著者等紹介
ペクヒナ[ペクヒナ]
絵本作家。自称人形いたずら作家。1971年、ソウル生まれ。韓国の梨花女子大学卒業後、カリフォルニア芸術大学でアニメーションを学ぶ。人形制作、セットづくり、撮影までのディテールにこだわり、独特のファンタジー世界をつくり出す。韓国でもっとも注目される絵本作家。2005年、初の絵本『ふわふわくもパン』(小学館)で、ボローニア国際絵本原画展フィクション部門ノミネート。フランスをはじめ8言語に翻訳された。2012年、『天女銭湯』(ブロンズ新社)は、韓国文化賞はじめ多数の賞を獲得
長谷川義史[ハセガワヨシフミ]
絵本作家。1961年、大阪生まれ。グラフィックデザイナー、イラストレーターを経て、絵本作家デビュー。独特のタッチとユーモアあふれる作風で、あたたかな世界を描く。日本でもっとも注目されている絵本作家。『ぼくがラーメンたべてるとき』(教育画劇)で、日本絵本賞、小学館児童出版文化賞受賞。『へいわってすてきだね』(ブロンズ新社)でMOE絵本屋さん大賞第1位ほか受賞多数。絵本の翻訳も多く手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
139
韓国の方による現代童話です。以前から表紙などだけを見て気になっていたのですが、読んでみました。話は比較的短く他愛もないような感じですが、ここに出てくる絵というか土の人形たちの表情が素朴な感じでいいものだと思いました。ほかの作品もつづっけて読んでみようかと思っています。2024/02/10
かりさ
94
またお会いしましたねと、うふふむふふと楽しみました。『天女銭湯』での衝撃度は今回は幾分和らいで(でもやっぱり笑いのツボをくすぐられちゃいますが)、ほんわか優しいお話し。天女さん、前作でのインパクトから見慣れたのか可愛らしくてほのぼの和む存在になってまして、不思議なことに大阪弁も天女さんの雰囲気にあっていて…なんだかね、ちょっと今日は失敗しちゃったなぁなんて落ち込んだときふと手にとって眺めたら、ふわふわとホホくんみたいに包んでくれそう。そして作者ペク・ヒナさんの微に入り細にわたる世界にただただ感動です。2017/09/24
紫 綺
93
「天女銭湯」のインパクトが忘れられず、新たに出たこれも。個性的で温かいキャラクターに心が和む♪しょぼい顔立ちなのに、なぜか惹かれる。2017/10/15
yanae
80
あめだまがとてもよかったので別作品、まずは天女かあさん。天女銭湯とつながりがあるのかしら?仕事中の発熱呼び出し、ママがお迎えを頼むのに電話をしまくってつながったのは、天女!間違い電話なのに律儀にお世話をする天女。あの顔が見えたらびびりそうだけど…(笑)優しさを感じてゆっくり眠れるホホくん。とにかく人形の表情や写真のセンスが素敵!自分の中であめだまは越えなかったけど、独特の世界観堪能しました♡2019/09/30
とよぽん
61
面白くて、でもちょっと切ない。天女かあさんの表情が何といっても最高!ペク・ヒナさんが描く韓国の家庭は、女性の力が偉大だと思った。天女かあさんの置き土産と忘れ物にも笑った。2020/12/27