出版社内容情報
りんごとけんだまは、なかがいい。どうしてかっていうとね、それにはちゃんとわけがある。人気現代アーティストが描く、新作絵本。
内容説明
りんごはうちゅう。ぼくたちがすんでいるちきゅうはうちゅうのなかにある。りんごとけんだまはそのひみつをぼくたちにそっとおしえてくれている。世界をひらく、あたらしい見方。
著者等紹介
鈴木康広[スズキヤスヒロ]
アーティスト。1979年、静岡県浜松市生まれ。2001年、東京造形大学デザイン学科卒業。2014年、毎日デザイン賞受賞他受賞多数。絵本デビュー作は『ぼくのにゃんた』(ブロンズ新社)。武蔵野美術大学空間演出デザイン学科准教授、東京大学先端科学技術研究センター中邑研究室客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
146
一見関係なさそうに思えるりんごとけん玉にこんなに似た部分があったなんて。そこから世界は拡がる拡がる…。りんごにある宇宙、そんな風に見たことなかったので、じっくり眺めたくなった。次々とくる意外な展開に頭のなかがはっ!と活性化されるような一冊でした。2020/12/17
☆よいこ
71
絵本。りんごとけんだまは仲がいい。かじったりんごとけん玉のお皿は同じ形。引力があるからりんごが落ちる。引力の線が見えれば簡単にけん玉ができるようになる。りんごは宇宙。▽物理の話かと思えば哲学的な話になり、デザインは面白いけどなんか中途半端な絵本でした。読み聞かせ約4分。2022/12/19
ぼりちゃん
27
伝統玩具のけん玉とりんごから、身のまわりの世界そして万有引力の法則、そして宇宙へ…思いを馳せる、想像はどんどん拡がる。そんな絵本。 発想って、いきなりひとっ飛びに立派なものを思いつくわけじゃないんだよね。すでに自分の中に当たり前としてあるものが、いかに面白いかっていうことに気づくこと、見えてくるってことなんだろうね。その気づきはすでに最初の直感に潜んでいたりするかもしれない。だから、子どもはみんな直感の天才なんだ。気づきの超人なんだ。子どもたちのわくわく♪を大切にしていきたいな。2020/12/23
かおりんご
22
絵本。りんごとけんだまに、なんら関係性がないと思っていたのに、こんな風に考えられるもんなんですね。おもしろかったです。高学年くらいから楽しめそう。2017/12/23
ケ・セラ・セラ
20
かじったりんごの形や、りんごと剣とお皿でけん玉に始まり、ニュートン、りんご、引力とけん玉。月にけん玉、りんごは宇宙。話はかなり壮大になっていくけれど、最後のページに思わずほっこり。科学絵本なのか、楽しい発想の本なのか。どっちもってことかな。2021/01/09