内容説明
EU統合はヨーロッパのテレビにどのような影響を与えたか。元・NHKプロデューサーで欧米の放送現場に深く携わってきたメディアウォッチャーが語る、欧州の放送の歴史。
目次
1章 ラジオの誕生期に見る英米の放送観の違い(BBCの「規範性」;通信を規制する法律の誕生 ほか)
2章 イギリス、放送サービスの「複占」(公共放送、独占の時代の終わり;商業放送ITVの誕生 ほか)
3章 欧州は汎ヨーロッパ放送を求めているか(一九八〇年代以前のヨーロッパの放送状況;放送衛星のもたらしたインパクト ほか)
4章 放送における多様性をどのように確保していくか(情報資源の有限性・稀少性;多様化が急速に進行する世界 ほか)