内容説明
小さな女の子が大きなライオンをかくすにはどうすればいい?たいへんだけど、アイリスはがんばります。だって、家のなかにライオンがいたらおかあさんやおとうさんがあわてますからね。さて、アイリスは、いつまでライオンをかくしておけるでしょうか…。
著者等紹介
スティーヴンズ,ヘレン[スティーヴンズ,ヘレン] [Stephens,Helen]
絵本作家、イラストレーター。1972年、イギリス、ダラム州出身。グラスゴー美術学校でイラストレーションを学ぶ。卒業後はフリーのイラストレーターとして活躍、絵本の挿絵などを数多く手がける。1998年に文と絵を手がけた自身の絵本『I’m Too Busy』(未邦訳)を出版、以後絵本の作品を多数発表している。現在はパートナーと娘とともに、ダーリントン在住
さくまゆみこ[サクマユミコ]
翻訳家。青山学院女子短期大学教授。「アフリカ子どもの本プロジェクト」代表。1947年、東京都出身。出版社勤務を経てフリーの翻訳家となり、数多くの作品を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mincharos
47
大きなライオンを一生懸命かくまう、小さな女の子アイリスが可愛らしくて!みんながライオンを怖がる中、ライオンの優しさにすぐに気付けたアイリスがすばらしい。「おちゃのじかんにきたトラ」が作中に出てきて、子供たちと「わあ!」ってなった。最後も「ほんとに帽子が欲しかったんだね」って微笑ましかったし。「おばあちゃんからライオンをかくすには」も読まなきゃ!2017/12/10
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
39
ライオンを隠そうと画策するアイリスの優しさがいい。ライオン=獰猛という先入観で物事をみてはいけないね。絵がとても好き。2023/09/13
☆よいこ
39
帽子を買おうと町にやってきたライオンは人に追われてアイリスの小屋に逃げ込みました。アイリスはライオンをかくまうことにしました。アイリスはライオンに『おちゃのじかんにきたとら』を読み聞かせしました。しかし、とうとうお母さんにみつかってしまったライオンはにげだします。オチはバーバパパっぽい。2018/05/25
sui
24
帽子を買いに街にやってきたライオンと出会った女の子、アイリス。ライオンのお世話をしたり、一生懸命隠す姿の、何て可愛らしいこと!雰囲気にぴったり合った訳もいいです。2016/11/03
ケ・セラ・セラ
22
気の良い優しいライオンでも、そりゃ猛獣が町に現れたら大変ですよね。女の子がライオンを匿って見つからないように奮闘します。大きなライオンを家の中で、あなたならどうやって隠す?女の子の気分になって、一緒にいることを楽しんだりハラハラしたりしながら読み進むことができそう。優しいライオン大活躍のハピエン。絵もお話も微笑ましくていいですね。2023/12/20