内容説明
芝居を成功させるためには、戯曲の構造やポイントを本当に理解する必要がある。一体どう読めば、ムードだけでなく戯曲を理解できるのか?劇作家だけでなく、演出、美術など演劇に関わるすべての人々におくる必読の書。
目次
第1部 形(何が、その出来事を引き起こしたか?;次に何が起きたか?;逆の方向から;平衡状態と侵入物;障害、葛藤;無知は幸いなり;劇的なこと)
第2部 方法(提示;推進力、先が知りたいという渇望;姿なき人々(登場人物)
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テーマ)
第3部 商売の秘訣(予備知識;劇作家を信頼せよ;家族;漠然たるムード、雰囲気;珍しい出来事;時代の変化;クライマックス;始まり/終わり;読み返し;お次は何?)
著者等紹介
ボール,デヴィッド[ボール,デヴィッド][Ball,David]
劇作家・演出家。ブロードウェイ、オフ・ブロードウェイをはじめ主な地方劇場で活躍し、テレビや映画の仕事も数多くしている。カーネギー・メロン大学で演劇学部教授、劇作学科長を務めたのち、デューク大学で演劇学科長となる。教えた学生の多くは、演劇、映画、テレビ界のあらゆる分野で活躍し、アカデミー賞、オビー賞、エミー賞、トニー賞などを受賞している。また一方では、映画や演劇の手法を生かした弁護術のパイオニアとして知られている人物でもある。アメリカでは全国的に有名な陪審や訴訟のコンサルタント、コミュニケーション・エキスパートであり、訴訟分析、プレゼンテーション、弁護の技術、陪審員の選定などに関するベスト・セラーも多数ある
常田景子[ツネダケイコ]
翻訳家。東京大学文学部心理学科卒業。文学座附属演劇研究所卒。「夢の遊眠社」、如月小春主宰の「NOISE」などに女優として参加。その後、パルコ劇場の制作などを経て翻訳家となり、現在にいたる。戯曲から文学作品まではばひろい翻訳を手がけ、2001年には第8回湯浅芳子賞(翻訳・脚色部門)を受賞
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