目次
第1章 ロックダウンで見えてきた、「都市」対「地方」(都道府県単位で考えると、間違える;日本はどこも医療崩壊はしていない ほか)
第2章 自給自足、物々交換、恩送り―これから生き残る町とは?(本当は田舎に行きたい東京人;地方が“夕張化”しないためには? ほか)
第3章 「東京にしかないもの」とは何ですか?(上京に憧れなくなった若者たち;会社に行く必要、ありますか? ほか)
第4章 リミットは50代!東京を脱出するために(間違いだらけの人生トレードオフ!?;人間の思い込みは100年続く ほか)
著者等紹介
藻谷浩介[モタニコウスケ]
地域エコノミスト。1964年山口県生まれ。東京大学法学部卒業、米コロンビア大学経営大学院修了。日本政策投資銀行参事役を経て日本総合研究所主席研究員
寺本英仁[テラモトエイジ]
邑南町役場商工観光課課長。1971年島根県生まれ。東京農業大学卒業後、島根県石見町役場(現邑南町役場)入庁。邑南町が目指す「A級グルメ」の仕掛け人として、道の駅、イタリアンレストラン、食の学校、耕すシェフの研修制度等を手掛ける。NHK「プロフェショナル仕事の流儀」でスーパー公務員として紹介される。現在、にっぽんA級(永久)グルメのまち連合アドバイザーに就任。2018年11月に初の著書『ビレッジプライド』を出版(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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おいしゃん
28
もっと色々な観点から地方に価値を見出だす対談かと思ったが、蓋を開けてみれば「コロナの中で三密な東京は危ない!わざわざ東京にいる意味ない!」という主張が重ねられるだけ。それはそれで構わないのだが、医療の専門家でもない藻谷氏が知ったような顔でコロナについて断定的に論じているのがどうにも違和感。2022/01/28
まゆまゆ
16
島根県邑南町でA級グルメによるまちづくりをすすめるスーパー公務員と地方伝道師の藻谷氏が、コロナ禍で緊急事態宣言中だった昨年5月に行った対談をまとめた内容。都会から地方に人を呼び込む方法で活性化してきた町は、3密回避という利点を活かして再び人を都会から呼び込めるのか。何でもオンラインでできるとなれば、東京にいる理由はただの自己満足?世界が変わろうとしても自分が行動しなければ何も変わらない。2021/01/25
onasu
14
「里山資本主義」の藻谷さんと、島根県中南部の中山間地、邑南(オオナン)町の食材をA級グルメと銘打って活性化に努めてこられた町役場の寺本さんとの(リモート)対談。 コロナ禍で東京(都会)への集中も細ってはいるが、それでも何かが変わったとは言い難い中、次々と地方のよさを挙げられていくのには、リモートワークにしてもそうだが、皆に当てはまる訳ではあるまい。(他の項では、その種のことを言っているし) 幾分あおっている向きもあるのだろうが、偏っている印象は拭えない。でも、懸案の山陰巡りには、訪問先が増えたな。2021/04/30
モーモー
6
東京と地方を比べ、コロナ化でテレワーク勤務が可能になった今、東京に住むメリットはなく、地方で住んだほうがいいのではという提案本。 一つのやり方としては有りかもしれないが、医療、買い物等東京のほうが何でも揃っており、地方は車を運転出来ないと生活出来ない。 どちらも一長一短ありますね2021/01/20
くらーく
5
帰省して田舎で読んだ。確かに地方だと50代は十分若いし、地域の主役。雪かきに50代以下の人がいると本当に助かりますな。ご近所の若い方は、本当に頼りになります。 就職で状況してもうすぐ還暦。もう、今から脱出したいとは思えないのよ。東京と言うか関東の気候の良さ、移動のしやすさ、自然災害の回復力等、田舎より優れていると思うのだなあ。冬の天候だけでも、脱出したいと思えないのだな。2022/01/05