内容説明
男性の平均寿命は、女性よりも7歳短かく、なおかつ、孤独死の7割が男性という衝撃の事実!孤独死への恐怖にむしばまれていく男たち。しかし、これだけ知っておけば、あなたはきっと、孤独死しません!父や夫や兄弟の老後が心配な女性も必読の書!
目次
プロローグ 男の孤独死は思いのほか身近にある
第1章 これが「孤独死」の現実
第2章 既婚者の孤独―妻に怯える男たち
第3章 男はそもそもできそこない!?
第4章 「下流老人」と「孤独死」
第5章 孤独死回避術はあるのか?
著者等紹介
長尾和宏[ナガオカズヒロ]
医学博士。医療法人社団裕和会理事長。長尾クリニック院長。一般社団法人日本尊厳死協会副理事長・関西支部長。日本慢性期医療協会理事。日本ホスピス在宅ケア研究会理事。全国在宅療養支援診療所連絡会理事。一般社団法人エンドオブライフ・ケア協会理事。一般社団法人抗認知症薬の適量処方を実現する会代表理事。関西国際大学客員教授。2012年、『「平穏死」10の条件』がベストセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まゆまゆ
10
死の瞬間を独りで迎えるであろう人は年間約3万人。死亡を確認するために医者が作成する死亡診断書は、警察が関係しなくても作成できる。むしろ警察が事件性を疑うと死体検案書の作成になり、遺族にも大きな負担が。かかりつけ医を持つことと日頃から連絡がとれる3人の友人を持つことが孤独死防止のカギになる。2018/03/27
のんぴ
9
孤独死が標準になるかも。自治体によっては、ボタンひとつで相談窓口(救急手配)につながる器具を貸与したり、一定期間空気の流れがないとアラームがなったり、電気がついたり消えたりしてるか見守りボランティアが確認したり、ヤクルトで安否確認、電気やガスのメーターで異常を発見など工夫しているところもあるみたい。やはり最後に腐って異臭がして発見され、人に迷惑はかけたくないもの。アパート経営の人なども独居の人には気をつけて上げた方がいいかも。かかりつけ医を持つ。訪問医療、訪問介護、ヘルパーもそういう役割も担う。2018/06/17
dice-kn
5
私はいい歳して独身なので参考になるかなと思って手に取りましたが、既婚者の方と状況はあまり変わらないと分かってちょっとびっくりしました。奥さんに早く死んでくれと思われているのは辛すぎる・・これからの人生どうなるかわかりませんが、周りの方々には感謝して生きていきたいです。2021/08/28
ochatomo
5
50~60代の男性が急死するケースが多い 家族同居の自宅療養でも入浴中の発作等あり得る 死ぬ時は一人でも数日内に発見してもらえる人間関係を 巻末対談は「死体格差」の西尾元氏 2017刊2018/10/30
こたちゅう
5
表題はショッキングでネガティブな印象を与えるが、書いてある内容は必ずしもそうではない。孤独死も悪くないよ、という内容が半分以上?半分くらいは書かれている。在宅医療とか、独居老人とか、いろいろな課題があるが、本人が満足して暮らし、死んでいくためにはどうすればいいか、前向きなヒントを与えてくれるなかなかいい本だと思った。むしろ表題で損してるかもしれない。大手出版社からの本ではないが、興味がある人にはお勧めしたい。2018/08/08