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内容説明
15歳の時、母親から「お前は醜い」と言われた。吐き方を教わった。その日から私は、食に支配されて生きている。この地獄から救ってくれるのは、精神薬?愛?それとも、死?これはダイエットではなく心の病。もう、隠したくない。この苦しみ、知ってほしい。
目次
食べて、吐く。それは、15歳からはじまった。(鼻血―青いバケツの記憶;「吐けばいいのよ」と教えられて;体重計の数値は私を裏切らない;もしかして、母親も“摂食障害”だった?;“過食嘔吐”の後に訪れた、“拒食”の恐怖 ほか)
傷の舐め合いをして何が悪い?と思いながら、あなたの悩みにお答えします。(愛する彼に“摂食障害”を隠し続けるべきか?;大事な人に“摂食障害”を理解されなかったら?;すべてを受け入れてくれる男性なんていない!;独身女は欠陥品なの?;自分を認めることで、他人を信じられるかも ほか)
著者等紹介
遠野なぎこ[トオノナギコ]
1979年11月22日生まれ。株式会社ワイルドビジョン所属。1999年、NHK連続テレビ小説『すずらん』でヒロインに起用され、実直な女性像を伸びやかに演じ、2001年映画『日本の黒い夏―冤罪―』で日本映画批評家協会新人賞を受賞。その後、映画・TV・舞台等あらゆるジャンルで活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美登利
45
遠野さんはずっと清純派女優さんのイメージがあり、大人になってからも活躍されているので、このような悩みがあると知ったのは、カミングアウトして雑誌にこぞって書かれるようになってからです。幼い頃の虐待の様子はそれほど詳しくは書いてませんが、凄まじいですね。それでも母親の愛を求めていたからこそ、辛かったのでしょう。最近、バラエティー番組でもお見かけし、太ったなあと思ってましたが、摂取障害に若い頃から苦しめられていたとは知りませんでした。そんな風に周りからふと言われる言葉が彼女をもっと深く病に走らせることなども。2014/05/13
らむり
39
前作の「一度も愛してくれなかった母〜」が良かったので、手に取りました。摂食障害など心の病に興味がある?方には息抜き的にオススメです。ちょっとだけ前向きになれる本です。2014/05/09
れい
7
【図書館】巻末の医師の解説文中の詩が印象的。アルベート・カミュ。Don't walk in front of me.I may not follow.Don't walk behind me.I may not lead.Just walk beside me,and be my friend.2018/08/20
あお
5
印象的だったのは、以下の文章。「長い苦しみの時間をすごしているからこそ、ほんの少しの笑顔に感謝できるようになった。」2014/07/22
rokoroko
5
数ページ読んだだけで、彼女が抱えている精神障害の重さで、本を閉じたくなった。偶然、テレビで、彼女の離婚が報道され、苦しみを再確認。早くこの迷路から抜け出せるといいのにと思う。2014/07/02