内容説明
資本主義でもなく社会主義でもなく、これまで経験したことのない「老人優先経済」に突入した!60歳以下が破産しないための衝撃指南書。大新聞が書かない、この国を支配しているモンスターの正体!
目次
序文 「老人優先経済」があなたの未来と夢を食い尽くす
第1章 食い尽くされる若者たち
第2章 シルバーマネーが資本主義を葬った!
第3章 公共事業と年金の世代間格差が若者世代を殺す
第4章 世界中が「老人優先経済」化している?
第5章 福祉・高齢者ビジネスが経済回復のカギ―それって本当!?
第6章 そして…シルバー超インフレ時代がやって来る!
著者等紹介
山下努[ヤマシタツトム]
1963年、山梨県生まれ。’86年に朝日新聞社に入り、大阪経済部、東京経済部、ヘラルドトリビューン朝日、編集部などを経て現在に至る。朝日新聞出版「AERA」編集部記者。二児の父(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mazda
34
タイトルに惹かれて読みましたが、まあ残念本ですね…。アベノミクスをくそみそに言っているけど、じゃ、白川さんのとき日本はいい方向に動いたの?ポチよろしく、注視してただけでしょ?消費税に逆進性はないとか、どうやったらそんな発想ができるのか教えてほしい。1000兆円の借金についても、また出たかよ、って感じ。資産の勘定はどこに行ったの?唯一同感なのは、金持ち老人に資産課税せよ、という案ですね。このまま行くと、団塊の世代が介護される頃には、金も底をつき、入居できる施設も介護する人もいなくなりますから。2013/11/13
壱萬参仟縁
29
アベノミクスは、将来世代のための改革を先送りし、高齢者の宴のツケも未来に飛ばす。最悪の先送りマジック(5頁)。本書は誰でもわかりやすい。図や脚注があることが助かる。著者は少老化政策という、高齢者枠を小さくし、既得権の弱体化を図る(45頁)。私は、国民年金前納2年に移行したが、間違っていたかも。2014/02/25
まいこ
5
社会保障費という高齢者への仕送りをしながら、グローバル化でインドや中国の若者と仕事を奪い合いながら、現役世代は結婚して次世代を作ることを期待される。人口構成がピラミッド型を作っていて、かつ経済が右肩上がりだった頃に現役だった人にとっては、草食化した若者や、早く老人になりたがる若者の気持ちは想像できないだろうな。社会保障・福祉は、必要な人よりも高齢者に優先的にまわってしまう。困っている若者よりも裕福な高齢者に優しい社会。一票の価値の重い田舎に高齢者が多いことで、都会の若者は二重に不利な社会的弱者だなあ。2015/01/27
魚京童!
5
http://kuzirappa.blog.fc2.com/blog-entry-1399.html2014/01/29
おね様
4
世代間格差って本当に凄まじい2013/11/14