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内容説明
虐待、育児放棄、家庭崩壊、不倫。「お前は醜い」と実の母から言われ続け、鏡を見ることさえ怖かった少女はなぜ、女優となったのか?愛と憎しみの物語。衝撃の自伝的小説。
目次
第1章 「ママね、あなたを産んでなければ、たぶん女優になっていたわ」
第2章 「だって私は醜くて暗くて、愛される価値のない子どもだから」
第3章 「吐いちゃえば、太らないのよ。ほら、やってごらん」
第4章 「朝の連ドラのヒロイン、ほんとうに私なんですか?」
第5章 「私、いまから浮気してくるから」
第6章 「ママ、私、結婚したの」「あら、そう」
第7章 「幸せになってもいいですか、母を捨ててもいいですか」
著者等紹介
遠野なぎこ[トオノナギコ]
1979年11月22日生まれ。株式会社ワイルドビジョン所属。1999年、NHK連続テレビ小説『すずらん』(NHK)でヒロイン“常盤萌”役に起用され、2001年映画『日本の黒い夏‐冤罪‐』で日本映画批評家協会新人賞を受賞。その後、東海テレビ連続ドラマ『冬の輪舞』で主演を務め、舞台では、明治座『黒革の手帖』で女性同士の壮絶なバトルを繰り広げ、映画・TV・舞台等あらゆるジャンルで活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美登利
76
なぎこさんのドラマは幾つか見た事がありますがスキャンダルで大騒ぎになっていた頃はあまり知らず。女優を一時期辞めていたことも知らなかったので、バラエティー番組での赤裸々なぶっちゃけトークに驚いたのは数年前です。毒母の問題が世間に知れ渡るようになってきてから、自分のことも振り返ると私も母に振り回されていたなと思います。今はなぎこさんのように距離を置いているので、気持ちは分かります。誰もが母から生まれ、その愛情を初めに受けて成長するのに否定されながら、幾つになっても母からの愛情を求めてさ迷う。苦しかったですね。2016/08/14
あーちゃん♪
36
すごく参考になった。この本は多くの人の支えになると思う。「あなたはぜんぜん悪くない。」と人に伝えようとして自分に気付くシーンは泣けた。個人的な意見だが、未熟な母親のもとに生まれた長女はこのようなパターンを背負いやすい傾向を感じる。本棚の整理上、カテゴリを「芸能人」に分類したけれど、中身は「症例集」という感じで、またいつか再読したいと思った。2013/12/15
らむり
36
壮絶な過去、ていうか異常な母親。。テレビの遠野なぎこさんを見る目が変わりそう。2013/08/15
心
29
図書館本~☆ 彼女の母ほど、ひどくは無いが…私自身も子どもの頃に貰った母の言葉達に態度に深く傷つき 自分がずっと醜くバカだと思い込み…自信がなくて、色々と苦しんできた。 アキミちゃんの気持ち悲しみも 、なぎこさんの気持ちや苦しみも痛いほどわかる。過去を語る事は大変な作業だった事でしょう。でもそれが大きな1歩(^^) どうかこれからの人生をご自分 の為に生き、幸せになりますように!応援してます♪2014/11/21
むつこ
23
図書館の小説のコーナーに置いてあり「これ、フィクション?」と疑問に思った。バラエティ番組などで母親との確執と奔放な恋愛話はよく観ていたので素直な告白に好感がもてた。仕事でも私生活でもなんでもいいのでいいご縁が見つかるといいな。2015/05/06