内容説明
若き寺山修司の俳句に畏友として影響をあたえた京武久美の句集『二月四日』についての評論。青森と仙台の二都物語をなすその詩的世界を解き明かす。俳句という小さな容器に、文学と思想と人生を詰め込んだ京武の手法を緻密に分析。
目次
小声
出会い
誕生日
絵本
束ねて花を
堤川
字余り
存在記
梅雨
蝶翔てば〔ほか〕
著者等紹介
津川廣行[ツガワヒロユキ]
1951年青森市に生れる。1970年青森県立青森高等学校卒業。1974年東北大学理学部卒業(物理学)。1982年関西大学大学院文学研究科博士課程修了(フランス文学)。2017年大阪市立大学大学院文学研究科教授、定年退職(フランス文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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