内容説明
「この子より一日長く生きたい」障がい者の母親の言葉に衝撃を受けた社長は、心に誓った。(健常者と手をたずさえ、社会人として生きがいをもって働ける環境を創りたい)。家族と企業が支え合うフューチャー・ドリーム、現在進行形の物語。
目次
1 絆の架け橋
2 絶望から希望へ
3 生かされた命
4 ひとり一秒のプレゼント
5 こころの鏡
6 はるか長い道のり
7 雇用はすべてを救う
著者等紹介
綾野まさる[アヤノマサル]
1944年、富山県生まれ。67年、日本コロムビア入社。5年間のサラリーマン生活後、フリーのライターに。特にいのちの尊厳に焦点をあてたノンフィクション分野で執筆。また、皇室ジャーナリストとして雑誌等で執筆。94年、第2回盲導犬サーブ記念文学賞受賞。日本児童文学者協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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シュラフ
22
礼賛本を読む場合、そのまま素直に読む、もしくはその内容が本当なのかどうか疑ってみる、いずれかの読み方がある。今回この本について素直に感心しながら読んだ。アイエスエフネットというIT企業が障がい者雇用に力を入れている。障がい者を積極的に雇用して、彼らを教育して戦力化している。はじめはどこか彼らを疎んじる気配のあった社員らも徐々に彼らを理解して手を差し伸べるようになったという。仕事には"金を稼ぐ"だけではなく"誰かを支える"という意味あいがある。障がい者とともに働くことで社員たちが得たものも大きかったはずだ。2016/08/13
けんとまん1007
6
この企業のことは知っている。読んで初めて、ここだったんだと。そして、そのバックボーンがいろいろわかって、考えることもいろいろだ。中ででてきた詩のことも知っていた。「一人一秒」。それができる企業・団体・グループは、それだけで強いのだと思わざるを得ない。最近、とみにそれを感じているからだ。そのためには、まず、自分の目線を帰ることだ。2013/10/20
たくぼん
4
★★★★☆図書館にて読了。初めて聞く会社。アイエスエフネット。表と裏があるだろうし、悪いことは言わないだろうけど、とても共感できる考えだった。少し、ググってみよ。2014/01/17