内容説明
厚い氷にはばまれ、どうしても上陸できなくなった「宗谷」の隊員たちはみんな、胸をいためながら、犬たちに別れをつげました。それから1年―、奇跡は起きたのです。タロとジロが生きぬいていた!このニュースは世界中をかけめぐり、感動のなみだがながされました。人と犬たちの心ゆさぶる、ほんとうにあったお話です。小学校中学年以上向き。
目次
三びきの子犬
一万四千キロの旅
氷山が見えてきた
十九頭の勇者たち
ベック、死ぬんじゃないよ
まっかな足あと
SOS!こちら宗谷
さよならの名札
ゆるしてくれ、犬たちよ
二つの黒い点
たすけあったきょうだい
著者等紹介
綾野まさる[アヤノマサル]
本名・綾野勝治。1944年、富山県生まれ。67年、日本コロムビア入社。5年間のサラリーマン生活後、フリーライターとして、特にいのちの尊厳に焦点をあてたノンフィクション分野で執筆。94年、第2回盲導犬サーブ記念文学賞受賞
日高康志[ヒダカヤスシ]
宮崎県生まれ。洋画家の故・宮永岳彦画伯(二紀会理事長)に入門、内弟子となる。1976年、二紀会絵画部門に初入選、以後毎年入選するほか、二紀会選抜展、東京二紀賞受賞。現在、日本美術家連盟会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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