内容説明
オリバーもモアもともに盲導犬です。モアは菊池さん夫婦の盲導犬として十年ちかく、働きました。やがてモアは年をとり、引退しました。そのモアを引き継いで、菊池さん夫婦の盲導犬となったのがオリバーです。オリバーも十年ちかく盲導犬として働きます。そのオリバーも年をとり引退し、子犬時代をすごした佐藤さんの家に戻ります。子犬時代の楽しかった思い出をオリバーはとり戻すことができるのでしょうか?犬の不思議な能力、そして人と犬の深い絆と愛情。きっとあなたの心に、あたたかな何かが伝わります。小学校中学年以上向き。
目次
八匹の子犬(子犬が生まれたよ;気の弱い男の子;キャンディの悲しみ;さよならお母さん)
新しい家族(オリバーは変な顔;犬が怖いよ;オリバーは内弁慶;兄弟との再会;最後の散歩道)
立派な盲導犬になりたい(訓練犬の生活;オリバーだけの訓練 ほか)
ボク、帰ってきたよ(家族との再会;ボク、みんなのこと覚えていたよ)
著者等紹介
今泉耕介[イマイズミコウスケ]
北海道生まれ。大学卒業後、オーディオ専門誌、健康雑誌などの編集を手がける。現在、フリーライター、編集者として、広く出版関係の仕事に従事。とくに子どもの教育問題、動物と人との心の触れあいに目を向けている。埼玉県入間郡三芳町在住
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感想・レビュー
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ワタナベ読書愛
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2005年刊行。盲導犬を育成する様子を、犬の誕生~引退後まで、実例を取材して書いた本。犬の気持ちがきめ細かに伝わってきて尊い。犬なのに犬が怖いオリバー(犬)の生い立ちから成長、訓練、大好きな家族との別れと出会い。盲導犬に対する世間の理解(当時)、盲導犬に関わる人たち、ユーザー(盲人)、犬を預かる人たち、老犬ホーム…知らないことばかり。目の見えない人が安心・安全に生活できるように、いろいろな人が働き、犬も働く。犬も人も、とても大事にされている様子が伝わり感動。動物のドキュメントは泣けるので、外で読めないなあ2025/10/01




