内容説明
神の啓示を聞き、祖国フランスを侵略の危機から救った奇跡の少女ジャンヌ・ダルク。その苦難に満ちた生涯と、後世に残したスピリチュアルなメッセージは、現代を生きる我々に“生きることの意味”と“本当の幸福”を教えてくれる。たび重なる裏切りと拷問の果て、ついに火刑台に立った19歳の少女は何を信じ、何によって救われたのか…。これまでにない独自の視点から、失われた歴史の謎が解き明かされてゆく。
目次
ドンレミの聖なる丘―天使の“声”が聞こえる場所
限りなき戦い―絶望と悲しみのフランス王国
運命の啓示―聖ミカエル、聖カトリーヌ、聖マルグリット
神の教科書―完全なる秩序と調和の法則
ヴォークルール―受難と試練の地上世界
シノン、ポワチエ、ツール―予言が告げる奇跡の使者
オルレアン解放―信念と勇気が勝利する瞬間
ランス大聖堂―偉大なる意志が成就する聖別の地
パリ、コンピエーニュ―裏切りによって閉ざされた真理の門
ルーアンの牢獄―あらゆる恐怖が支配する闇
異端裁判―主イエスから最も遠き者たち
火刑台の殉教者―死を超えて輝ける光の領域へ
祖国と平和―至純の心が願い続けたもの
素顔のジャンヌ・ダルク―少女が戦場で流した涙
祈りと信仰―大いなる存在との対話
終わりなき進化の旅―ジャンヌ・ダルクとケルトの魂
著者等紹介
ドゥニ,レオン[ドゥニ,レオン][Denis,L´eon]
1846‐1926。フランス、トゥール生まれ。師アラン・カルデックとともに草創期のフランス・スピリチュアリズム界を牽引し、現在に至る世界的潮流の基礎を作り上げた。確かな理論と実践に基づいた著書が国内外で大きな反響を呼ぶ一方で、精力的に講演活動をこなし、欧州におけるスピリチュアルな知識の普及に多大なる貢献をした
浅岡夢二[アサオカユメジ]
1952年生まれ。慶応義塾大学文学部仏文学科卒業。明治大学大学院博士課程修了。中央大学法学部助教授。専門はシャルル・ボードレール、アラン・カルデック、エミール・ネリガンを始めとする、フランスおよびカナダ(ケベック州)の文学と思想。現在、人間の本質(=エネルギー)を基礎に据えた「総合人間学(=汎エネルギー論)」を構築中。フランス語圏におけるスピリチュアリズム関係の文献や各種セラピー・自己啓発関連の文献を翻訳・紹介している
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