内容説明
ニュースや朝のワイドショーでも取り上げられた高知県安芸市の首輪犬の話。首周り40センチの首に30センチの首輪がしまったままの捨て犬が見つかりました。ついに役所までが動き、ゲンを助けようと捕獲作戦が展開されたのですが…。ニュースにもなった悲劇の捨て犬!映画のモデルにもなった物語「救われた団地犬ダン」や「瞬間接着剤で目をふさがれた犬純平」「高野山の案内犬ゴン」などでおなじみの関朝之の最新作。小学校中学年以上向き。
目次
首に傷を負った犬
首輪犬を保護してあげて!
「ゲン保護作戦」開始!
縮まらない一・五メートルの距離
眠らない犬
知恵比べより、心の結びつきを
ゲンは、元気か…
いろいろな人の力を借りながら
最初で最後の大作戦
もう一つの作戦
ゲンよ、幸せに
心の首輪をはずすとき
著者等紹介
関朝之[セキトモユキ]
1965年、東京都生まれ。城西大学経済学部経済学科、日本ジャーナリストセンター卒。仏教大学社会学部福祉学科中退。スポーツ・インストラクター、バーテンダーなどを経てノンフィクション・ライターとなる。医療・労働・動物・農業・旅などの取材テーマに取り組み、同時代を生きる人々の人生模様を書きつづけている。「愛犬の友」(誠文堂新光社)に人間と犬のドラマを描いた「ヒトとイヌ」などを連載している
平林いずみ[ヒラバヤシイズミ]
1975年、長野県生まれ。懐かしさや素朴さをテーマに、人物の表情や情景を生かしたノスタルジックな作風の絵画・イラストを得意とする。銀座ギャラリーフォレストで個展を開催する他、雑誌・書籍等でイラストを制作。99年講談社アートコンテスト児童図書出版賞受賞
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