内容説明
若者たちにしのびよる麻薬の“悪の手”税関の頼れるスーパードッグが自慢の“鼻”で持ちこみを阻止する。小学校中学年以上向き。
目次
アーク誕生
むじゃきな子犬たち
基本の服従訓練
警察犬としての訓練
税関の仕事と麻薬類
麻薬探知犬訓練センターへ
途中で帰される候補犬
合格、そして別れ
犬好きの新ハンドラー
雲仙普賢岳の噴火
初めて見た税関
アークの“返事”
先輩と後輩の新コンビ
やったね、麻薬発見!
ぜったい麻薬はゆるさない
アーク、元気でがんばれよ
著者等紹介
桑原崇寿[クワバラタカシ]
1941年、東京生まれ。愛犬歴56年のドッグライター
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
花々
7
麻薬探知犬アークが誕生するまでの過程とその活躍が、とても分かりやすく書かれています。試験に合格した、ほんの十数頭の犬しかなれないとは。。厳しい世界。ペアを組んだ犬と共に、絶対に麻薬類を日本に持ち込ませないという訓練士の方の強い思いにも感動しました。 2014/09/21
ワタナベ読書愛
0
2003年刊行。税関で麻薬を探し出す仕事をしている麻薬探知犬の、生い立ちと厳しい訓練、仕事内容などを、実在したアーク号を主人公に紹介する。警察犬になる犬が子犬の頃から選別されて、それぞれの適性に合わせた場所に配置される様子や、一緒に訓練をする訓練士や関係者各位の忍耐強い仕事、犬と人間が心が通い合う様子などを丁寧に描いていて感動した。子どもに麻薬の恐ろしさや、犯罪防止のために働く人と動物に関して教える社会の本だが、年齢問わず、読みやすく書いてある。知らないところで多くの人と犬がいい仕事をしていて感謝。2025/10/04




