内容説明
二〇〇一年五月三日。河川敷の葦をかきわけて保護した子犬たちは、悲しげに泣いていました。ふしぎなことに、子犬たちの耳がありません。そしてよくみると、足の先もないのです。「人間に、切りとられたのよ!」保護した弘子さんと八木さんは、声をあげておどろきました。いったい、だれがこんなことをしたのでしょう。そして、耳と足の先を切られてしまった4匹の子犬たちは、これからどうなるのでしょうか。小学校中学年以上向き。
著者等紹介
関朝之[セキトモユキ]
1965年、東京生まれ。城西大学経済学部経済学科、日本ジャーナリストセンター卒。仏教大学社会学部福祉学科中退。スポーツ・インストラクター、バーテンダーなどを経てノンフィクション・ライターとなる。医療・労働・動物・農業・旅などの取材テーマに取り組み、同時代を生きる人々の人生模様を書きつづけている
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