内容説明
日本の捨て犬たちは知っていますか?ほんとうの動物保護センターの姿。「どんな国にも、いい人もいれば悪い人もいる」セントバーナード犬のふしぎな運命。主人、警官、所長…、数々の出会いと別れの記録。実話をもとにした物語。小学校中学年以上向き。
目次
ウォリ、話を聞かせて
ブリギッテとの出会い
町暮らし入門
さよなら、十九歳の天使
お母さん、病気に負けちゃだめ!
暗闇に消える叫び
森の死に神
生きるという幸せ
ウォリ、元気でね
著者等紹介
ブルーノ,マルコ[Bruno,Maruko]
1945年、オーストリア生まれ。20歳のときに来日し、以来36年。映画「ナイル殺人事件」の主題歌などを作詞する他に、翻訳や童話執筆、プロの写真家としても知られ、多彩な活動を展開している。著書にポプラ社刊「ペットはぼくの家族」。ハート出版刊「マルコの東方犬聞録」などがある。現在、犬や猫の里親探しに奔走、日本の動物行政の不備を見かねて、その改革に立ち上がっている。犬や猫に限らず、いのちあるものを「物」としか見ない日本の行政や、今の日本人の感性に疑問を持ち、昨今の青少年の心の荒廃は、こうした動物蔑視、いのちの軽視に原因があるのではないかと、考える一人である
久条めぐ[クジョウメグ]
東京都生まれ。フリーのイラストレーター。主な作品は「ピーコの祈り」(エフエー出版)など。動物保護活動のサポートのかたわら、自費出版活動なども行なっている。今後も、生きものの絵やマンガを描きながら、問題は何か、できることは何かなどを(自分にも)問いかけ、実行する予定
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。