内容説明
アメリカから転校してきた「こんちゃん」の右手はゴムの手です。ゆうこたちクラスメイトは、こんちゃんのために何かしてあげたいと思うのですが、こんちゃんはそれをそっけなくことわるのです。なぜ、こんちゃんはみんなの助けをことわるのでしょうか…。
著者等紹介
上仲まさみ[ウエナカマサミ]
1961年生まれ。大阪府立社会事業短期大学産業福祉学科(現・大阪府立大学社会福祉学部)卒業。子ども情報研究センター会員。現在、電話相談「10代のためのアクセンスライン」のスタッフとして活動
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感想・レビュー
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南
17
鳥と人間は出来ることが違うけれど、飛べるからって鳥が人よりえらいわけじゃない。右手がないからって、ある人より劣っているんじゃない。お父さんの話がクラスメイトにも伝わって、いじめがなくなった。この本には、ちゃんといじめられても致し方ないと思う時期のことも書かれている。そこからどうするかを、一つのお話として読める。2018/02/03
花々
15
何らかの障害を持った方と接することがあったなら、大変そうだからやってあげようと思うことは、優しさなのか、おせっかいなのか、それとも健常者故の上から目線か、その線引きは難しいと思った。おそらく、本人からすればほとんど何でもできるということも、周りは手を貸してあげなきゃと思うことの方が多い。主人公の「こんちゃん」のように、明るく強く。。なるまでにも色々あっただろうな。あとがきにもあるように、見た目ではない心のバリアフリー、私も実現できるようにしたい。2017/11/15
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