目次
望遠鏡による星界の発見から顕微鏡による微小世界の発見へ
たのしい実験を学会で見せたロバート・フック
学会の権威ニュートンとたのしい実験を見せたホークスビー
有料の科学の講座で大成功した、学会の実験主任J・T・デザギュリエ
科学の講座を開き、スウェーデン科学アカデミーを創設した技術者トゥリーヴァルド
ス・グラーフェサンデとライデン大学のたのしい講義
ピーテル・ファン・ミュッセンブルックが広めた実験と研究
巡回講師の出現、オランダの衰退と科学の講座
蒸気機関と科学のサークル
フランスでのたのしい科学の講座と気球の開発
王認研究所の科学の講座
たのしい科学の日本への移入、その序章
著者等紹介
永田英治[ナガタエイジ]
1949名古屋市に生まれ東京の下町で育つ。1974東京学芸大学卒業。1978国際基督教大学大学院博士前期課程修了。1983東京都立大学大学院博士課程退学。宮城教育大学講師、1997教授。1994「日本理科教材史研究」で教育学博士、東京都立大学。2015宮城教育大学名誉教授。東北大学、山形大学、宮城学院女子大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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呑司 ゛クリケット“苅岡
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この著作を読みながら小学校時代の純粋な科学への興味を思い出した。元来科学は男の子には楽しいモノなのだと思う。学習雑誌が月一に届き、その付録を待ちかねていた日を考える。フックの顕微鏡、デザキュリエとフリーメイソン、科学アカデミー、ロバート・フック、ファラデーのクリスマス講演、そしてパパンの圧力釜からジョセフ・ブラックの潜熱を経てワットの蒸気機関になる話は記憶に残った。ヤカンの蓋を見て蒸気機関が出来たと言う都市伝説から逃れられただけでも一読の価値はある本だと思った。2024/02/23