出版社内容情報
保険会社の支払能力(ソルベンシー)の確保は、契約者保護の観点からきわめて重要なテーマです。ソルベンシー規制とは、保険金等の支払いを適切に行えるよう、監督当局が保険会社に対して監督を行うための規制をいいます。
2023年12月に本書改訂版を発行してから2年、ソルベンシー規制を中心とした財務健全性規制については、国際的にも、EU や英国、米国、日本といった各国・地域レベルでも、その見直し等に向けての検討が着実に進められ、実施されています。
IAIS(保険監督者国際機構)によるICS(保険資本基準)が2025年に導入され、EUでは2025年に大幅な指令改正が発効し、2027年から適用されることになっています。英国ではソルベンシーⅡを独自に改定したソルベンシーUKへの移行が進められ、米国ではGCC(グループ資本計算)が導入され、RBCやPBRの見直し等も着実に進められています。日本においても、2025年末から新たな経済価値ベースのソルベンシー規制であるESR規制が導入されました。
本書第3版の第1章では、リスク関係を中心にその他の項目の内容の充実を行い、第2章から第5章においては、本書改訂版以降の各国・地域における新たなソルベンシー規制の導入に向けた各種の動向やその概要を説明しています。第6章の各国の進展状況では、新たにスイスとバミューダを加え、第7章では、これらの見直しの動きを踏まえたソルベンシー規制をめぐる今後の課題等について、著者の見解を述べています。
本書は、経済価値ベースのソルベンシー規制等をめぐる国際的な枠組みと動向について、体系的に整理した決定版解説書です。
【目次】
【本書の主な内容】
第1章 ソルベンシー規制の概要と動向
第2章 国際的なソルベンシー規制
第3章 EUにおけるソルベンシー規制
第4章 米国におけるソルベンシー規制 第5章 日本におけるソルベンシー規制
第6章 その他の保険主要国・地域におけるソルベンシー規制
第7章 新たなソルベンシー規制をめぐる今後の動向



