感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゃん
23
たしかに、生存や死亡を保険事故とする生命保険契約では、保険事故の内容が明確であるが、がん保険の場合、そもそもの「がん」の定義自体が問題になる。約款にその定義があったとしても、その内容や免責事由は難解であるとともに、医療の進歩によりその意味するところも契約当時から変わる場合がある。それらをきちんと理解した上で加入する保険契約者は必ずしも多くないかもしれない。それが、請求事象が発生した段階で、保険契約者側と保険会社側とのずれが顕在化する。本書は、このようながん保険の実務上の難しさを分かりやすく説明していた。2018/02/28
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