感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
内島菫
12
暗さ・静けさの表現にも今読むと感情がかなり入っている。それは、巻末の対談にあったように戦後へのこだわりなのだろうか。真夏の川風、海風、台風の強風、そして、与太やしがない勤め人たちが夜走るときまるでつむじ風になったかのようなそんな風。「いくらやっても駄目なんだよ 中卒の工員なんて・・・・・・」「そうねえ・・・・・・工員って割と駄目ね・・・・・・」感情がこもるから抑えるのか。暮らせないなら結婚しなければいいのに当時の普通の人たちは当たり前のように結婚する(せざるを得ない)。2019/11/04