内容説明
戒律の世界は、仏教の教理はもとより、その時々、国々の民俗・社会・政治・経済にも関わっている。この広くて深い「戒律の世界」を、40氏45篇の論考が網羅し解説する。
目次
第1 総論篇(戒律概説;『律戒』の思想;仏教の戒律と世俗の法)
第2 インド篇(インド諸宗教の戒律と仏教の戒律;律蔵と初期仏教教団の運営;大乗菩薩戒と大乗仏教教団;東南アジア・中央アジアの仏教と戒律)
第3 中国〈韓国〉篇(仏教受容期における戒律;隋唐期仏教の戒律と律宗;禅と戒律;韓国の仏教と戒律)
第4 日本篇(仏教受容期における戒律;平安仏教と戒律;鎌倉時代における戒律の復興;鎌倉新仏教と戒律;近世仏教における戒律)