感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちー
2
ツンドラ地方の絵本。5才の時に父からもらった子犬を狼に殺され、その復讐のためにいきようとした少年の物語。けれども、復讐はなにも生まないということを伝えようとしている絵本。たったひとつでも大切な友達がいればいいのだとも読み取れる。対象は低学年、語句の説明は大人向け。読み聞かせてもらってもいい絵本かも。知らない地域の話が知れる絵本。2017/10/25
mari
2
最愛の犬を狼に殺され、復讐のために大きく強くなり仇をとった主人公。が、犬は帰ってこず、皆が自分を恐れるばかり。そんな時一輪の花に出会う。冬の間、私(花)を待ってくれる友達がいたら、どんなに幸せかと話す花に待つ事を誓うことで主人公の心がとけ、大人へとなることができました。後書きに、人は一人では生きられない。支えてくれる人が必要。また同時に、支える人にならなければ生きるに値しない、とあり物語の奥深さを感じます。2013/12/04