出版社内容情報
■収録内容
序文(文化庁長官 宮田亮平)
国宝について
・文化財保護の歴史
・文化財保護法の制定
・国宝の指定 ・国宝の保護
・国宝及び重要文化財指定基準
国宝事典(図版ならびに解説)
・絵画/彫刻/工芸品/書跡・典籍/古文書/考古資料/歴史資料/建造物
付録
・別掲図版
・用語解説
・国宝年表
・国宝目録
・索引(用語/所有者/作者/名称)
■『国宝事典』第四版の刊行について
明治20年の創業以来、便利堂は記録写真、印刷物出版物を通じた日本の文化財の素晴らしさを国内外に紹介してまいりました。昭和25年の「文化財保護法」施行の際には、いわゆる「新国宝」に指定された文化財の図版・解説を収録した『国宝図録』(監修:文化財保護委員会〈文化庁の前身〉、発行:(財)文化財協会)の制作を担当しました。
『国宝図録』は、「児童、生徒が早くから文化財に親しみ、われわれ祖先のすぐれた文化力を認識するために学校教材としても、家庭の教養書としても便なるように、文化財保護委員会の責任監修の下に編集」(同図録序文)され、昭和27年の第1集から、昭和36年の第7集まで刊行されました。この『国宝図録』に掲げられたコンセプトを受け継ぎ、1冊の事典形式にし、さらに利便性を高め、同36年(1961)に「文化財保護法施行10周年」を記念した『国宝事典』(編集:文化財保護委員会、発行:便利堂)として刊行されました。2版〈昭和43年(1968)(増補改訂版)〉、3版〈昭和51年(1976)(新増補改訂版)〉と版を重ねましたが、その後今日にいたるまで、絶版になっておりました。
第3版刊行以降約40年となりますが、本書のような信頼ある解説と利便性を兼ね備えた類書は存在せず、当初より掲げられた文化財に対する教育普及に資する意義はいまだ色あせることなく重要であるといえます。これを鑑み、文化財保護法施行65周年を記念して、装いも新たにこのたび第4版を刊行する運びとなりました。
■第四版の特色
①文化庁執筆の要点を押さえた簡潔な解説
・第3版刊行後、指定された国宝を増補し、新知見などを加筆修正。
②モノクロ図版掲載からカラー図版掲載に※
・撮り下ろしも含めた豊富なカラー図版で国宝の魅力を紹介。
③別掲図版など充実した付録
・四天王や二十八部衆など、複数の作品も可能な限り全点掲載(46頁78件302点)。
・用語解説、国宝年表、国宝目録も収録。
④堅牢な上製本仕上げ
・長く座右でお使いいただける上品かつしっかりとした造本。
※刀剣など一部作品はモノクロ図版掲載となっています。
また都合により図版が掲載されない作品があります。
感想・レビュー
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