内容説明
治療継続を拒んだがん患者、認知症患者への告知、高齢者虐待、施設における身体拘束、DNAR指示、代理出産を希望し渡米した夫婦、医療資源の公正配分、未発症の遺伝性疾患の診断など“臨床倫理”初学者に向けた入門書。
目次
人間の尊厳を考える
倫理4原則について理解する
患者の自己決定を尊重することの意義について学ぶ
告知
身体拘束と行動コントロールの倫理
守秘義務とその解除(通報の義務)・個人情報保護
希少な医療資源の公正配分
終末期医療の倫理
DNARの倫理
生殖補助医療の倫理
遺伝性疾患における倫理
摂食嚥下障害の倫理
医療者―患者関係
倫理コンサルテーション―日常臨床における倫理的ジレンマを解決に導くために
著者等紹介
箕岡真子[ミノオカマサコ]
日本臨床倫理学会総務担当理事。東京大学大学院医学系研究科医療倫理学分野客員研究員。箕岡医院院長。主な研究領域、終末期医療ケアの倫理、高齢者の介護倫理、認知症ケアの倫理(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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