内容説明
今、わが国におけるチーム医療については、真に患者の生活の質(QOL)を担保するかたちで医療を提供していくには、「チーム医療をいかに充実させるか」「そのために多職種はいかに連携していくのがいいのか」が論点となっている。そんな中、「チーム医療の在り様を、従来のMultidisciplinary(多職種相互連携)型からInterdisciplinary(多職種相互乗り入れ)型へと成長させなければならない」とする主張が注目を集めるようになった。本書では現在実践されている「多職種相互乗り入れ型のチーム医療」を紹介し、今後のチーム医療の可能性を展望する。
目次
1 チーム医療の成熟に向けて―「相互連携」から「相互乗り入れ的連携」へ(よい医療者がよい医療を実現するために;チーム医療の根幹をひも解く)
2 自然発生的相互乗り入れによるチーム医療―救命救急センターにおける取り組みから(医師からみた「相互乗り入れ型」チーム医療;看護師からみた「相互乗り入れ型」チーム医療;薬剤師からみた「相互乗り入れ型」チーム医療;診療放射線技師からみた「相互乗り入れ型」チーム医療;臨床工学技士からみた「相互乗り入れ型」チーム医療;メディカルソーシャルワーカーからみた「相互乗り入れ型」チーム医療)
3 「相互乗り入れ」の課題をめぐって―リーダーシップ/職種間でのトラブル/2タイプのチーム医療(誰がチームのリーダーシップをとるのか;職種間のトラブルはどう解決していくのか;特定の課題に対応する院内横断的チームは必要か)
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