内容説明
吸いこまれるように一気に読み、まるで「映画」や「ドラマ」を観ているようだと称した人がいます。「ページを開けたら、あなただけのミニ・シアターのはじまりです」とキャッチまで考えてくれました。一つの物語を読み終えると、いつも決まって「人生って捨てたもんじゃないと思える」とも話してくれました。訪れる人々にドラマがあるのか、訪れるからドラマがはじまるのか…。温かいまなざしで、研ぎすまされた感性と類いまれな筆力で書きつづった渾身のこの一冊。
目次
プロローグ
1 笑(黒服とシルバーカー;松か、桜か;貸し出し中;雄弁な沈黙)
2 角(トンネル;彼女の白衣;やさしい笑顔;春を夢みない)
3 来(跳ね橋;手紙;僕から君に約束しよう;スタンドアロン)
4 福(泣くな;ちいさな祝福;ルーシーのLは;光背反応)
エピローグ
著者等紹介
角田ますみ[スミタマスミ]
東京生まれ。早稲田大学大学院人間科学研究科修了。大学附属病院、総合病院などを経て、訪問看護にたずさわる。現在、東邦大学医学部看護学科高齢者看護学研究室講師。専門は生命倫理(バイオエシックス)で、医療や看護における意思決定を中心にさまざまな倫理的問題をライフワークとしている。また、福島県立医科大学がんの遺伝外来で遺伝カウンセリングにもたずさわっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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