内容説明
将棋が強いばかりに上役の出世と野望に利用された平侍・古賀平三郎、そのつけでどん底に落とされた男の宿命を描いた「瞬時の一太刀」。大石内蔵助、吉田松陰、宮本武蔵と将棋との関わりを小説風に描いた歴史物三編。他に、「将棋対局規定と審判に関わって」等、十二本の将棋随筆を収める。
目次
1 随筆編(“指す将”が高じてやがて“何とか将”に;対局規定と審判に関わって―ストイックなまでの棋士の話(創作)―
選択の局面―将棋と人生の雑感―
思い出の将棋本
将棋は気力・体力―女性と将棋、女性はどれだけ強くなれるか?― ほか)
2 歴史上の人物と将棋編(大石内蔵助と将棋―暮らしの中・討ち入り前夜の将棋―;幕末の志士と将棋―肥後藩士・宮部鼎蔵と長州藩士・吉田松陰の場合―;宮本武蔵と将棋―武蔵と一世将棋名人・大橋宗桂―)
3 小説編(瞬時の一太刀(前編)
瞬時の一太刀(後編))
著者等紹介
水野保[ミズノタモツ]
1949年、三重県生まれ。立命館大学法学部卒業後、学校法人「立命館」勤務。在職中は、立命館大学学生将棋研究会顧問。現在、将棋ペンクラブ会員、日本将棋連盟京都府支部連合会副会長(理事)、京都東山将棋センター副支部長、京都府八幡市老人クラブ連合会将棋部会長、日本将棋連盟公認将棋指導員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



