目次
第1部 私の太宰治論(『畜犬談』余録;“風に藤波さわぐ時”;『パンドラの匣』;師弟の愛憎―井伏鱒二と太宰治;オリオンの星は燦めく―太宰治・晩年における或るエピソード;長篠康一郎先生を偲んで)
第2部 私の体験的作品論(遠藤周作『海と毒薬』―その実相と分析の試み;「あの夏―60年目の恋文」をめぐる追想の前・後日譚;川端康成『山の音』の背景としての昭和の戦争と戦後史;焼夷弾と模擬原爆 空襲被災体験―その検証と考察;補遺 神谷美惠子抄)
著者等紹介
浅田高明[アサダタカアキ]
1930年富山市生まれ。1954年京都大学医学部医学科卒業。京都大学結核・胸部疾患研究所で、結核、呼吸器病学を専攻後、国、公、私立諸病院・診療所等に勤務する傍ら、長年太辛治の人と文学に関する主として実証的研究に携わってきている。医学博士。太宰文学研究会会員。『医家芸術』同人。文学表現と思想の会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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