内容説明
「もっと知りたい」京都歩きに必携!地下に眠る何層もの遺跡、地上に残る寺社や城跡。考古学・文献史学の最新成果で復元される都の歴史。京都を知り尽くした歴史家15人によるガイドブックの決定版。
目次
平安遷都以前(太秦・嵯峨野の古墳群;長岡京)
平安・院政・鎌倉時代(平安宮;京都周辺の山林寺院 ほか)
室町・戦国時代(中世都市嵯峨;『洛中洛外図屏風』の上京 ほか)
近世・近代(聚楽第;御土居堀 ほか)
著者等紹介
仁木宏[ニキヒロシ]
1962年大阪府生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程学修退学。京都大学文学部助手、園田学園女子大学国際文化学部講師などを経て、大阪市立大学大学院文学研究科教授
山田邦和[ヤマダクニカズ]
1959年京都府生まれ。同志社大学大学院文学研究科博士課程前期修了。平安博物館助手、古代学研究所助手、京都文化博物館学芸員、花園大学文学部教授を経て、同志社女子大学現代社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アメヲトコ
4
京都に残るさまざまな歴史の痕跡を、歴史家ならではの視点で解説するガイドブック。趣向としては最近岩波新書から出た『京都の歴史を歩く』とも似ていますが、こちらは執筆者が多く、考古や地理の立場からの解説も読めるのがいいです。一方で近代にはほとんど言及がないので、やはり両者併せて読むと良さそう。知らなかった場所も多く、改めて歩いてみたくなります。地図は国土地理院地形図をベースにしていて丁寧。2016/09/12
イツシノコヲリ
3
様々な研究者が各地域ごとに散策コースを解説している。簡潔にまとまっていて、史跡巡りには必須の書籍であろう。もうちょっと地図が見やすければよかったとは思う。山寺・山城の論考もあった。2022/11/12
Tom Ham
1
読了してました。秋ぐらいに(笑)京都はホントにブラハマダするだけでも十分に史跡を巡ることができる町なだけに興味深い。この本は歴史家の視点でさらにコアなレアな場所へ誘ってくれる。読み物としても面白かったです。2017/12/27
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