目次
第1章 古代のスイス
第2章 中世前期のスイス
第3章 中世高期のスイス
第4章 独立への苦闘
第5章 独立の達成
第6章 宗教改革の世紀
第7章 旧制度下のスイス
第8章 「ヘルヴェティア共和国」とナポレオンの調停法
第9章 復古主義と永世中立の承認
第10章 「新生」の時代、「分離同盟」戦争と連邦の再建
第11章 現代のスイス
著者等紹介
瀬原義生[セハラヨシオ]
1927年鳥取県米子市に生まれる。1951年京都大学文学部史学科西洋史専攻卒業。1956年京都大学大学院(旧制)修了。現在、立命館大学名誉教授、元京都橘女子大学教授、文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Abercrombie
1
精説というほど詳しくはなく、素人が手軽にスイス史を学ぶには専門的すぎる、中途半端な内容。わからない地名や用語をいちいち調べていたから、読み終えるのにおそろしく時間がかかった。注釈?そんなものはなーい。注釈代わりに参考文献が掲げられていて、詳しくはそれを読めと言われてもなー。2016/01/22
星規夫
0
平和国家の在り方を考える上で、永世中立国であるスイスの歴史を知ることは避けて通れないと思い、この本を読むことになった。ページ数は150弱と少なく、古代から現代までの通史として書かれているため、自分が重点的に知りたかったスイスが永世中立国となった後の経緯は記述が少なめだった。しかし、古代から戦火と宗教紛争にさらされ、周囲の強国に辛酸を舐めさせられ、苦心した末に中立化が為されたということはよく理解できる。幾度の苦難に負けず今日の地位を築き上げたスイスは偉大だ。2015/09/30