目次
1 ツーリズムへの接近(人文・社会科学における「観光論的転回」―生成的なディシプリンへの呼びかけ;地域観光学における地域の概念について―地域政策論の視点から)
2 観光を捉える(GISベースの観光産業関連統計の活用に関する試論―京都市の経済センサスを中心に;外国人旅行者の行動空間に関する地理的可視化―京都市を対象としたTwitterおよびGPS調査資料の解析)
3 観光の歴史性(平安京と賀茂祭の風景―路頭の賑わい;高雄のモミジと醍醐のサクラ―環境史から観た京都の観光;入洛者の“まなざし”と京都イメージ;わかさ美浜町におけるレクリエーションの変容―海水浴から郷土食を活かした地域振興へ;19世紀アイルランドにおける海浜リゾート地の形成―Bangorの場合)
4 新しいツーリズム(ツーリズムにおける交通―道中の消失と発見;現代日本におけるキリスト教関連施設の分布状況と観光地化の可能性に関する試論―国指定文化財の登録状況を指標として;海外孤児院ボランティアツアー参加者の経験と開発途上国に対する印象に関する考察;遺産観光ブームに沸くマラッカのツーリズムスケープ瞥見―過熱する観光開発・大衆観光地化・テーマパーク化)