目次
1 総論(「間文化性」と哲学―特に西田、鈴木、西谷をめぐって;間文化性への現象学的パースペクティブ)
2 言語と共同体(言語の複数性と共同性―フッサール、ベンヤミン、デリダの翻訳論をめぐって;間文化的な言語経験と動機づけ)
3 ヨーロッパの運命/使命(ヨーロッパの運命としての理念化;ヨーロッパとポスト・ヨーロッパ―ヤン・パトチカの哲学的反省における;ヨーロッパ、そしてその他者との関わり方への反省―レヴィナスとデリダの視座による間文化性への批判)
4 対立と宥和(逸脱としての文化―管理社会における間文化性;文化的、イデオロギー的な遭遇と衝突の状況についての現象学的考察)
5 芸術と間文化性(間文化性と音楽学―雅楽の時間概念と知覚の研究から;沈黙、さまざまな沈黙;風土、持続可能性、空間の倫理―和辻哲郎における文化的風土学と住宅建築;芸術、地平、「浮かんでいる世界(浮世絵)」)
著者等紹介
谷徹[タニトオル]
立命館大学文学部教授。慶應義塾大学文学研究科哲学専攻博士課程単位取得退学。博士(文学、東北大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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