内容説明
学際的NPO・グローバルネットワーク21(GN21)に集う文化・経済・政治・宗教の専門家が、「自己発現」としての「内からのグローバリゼーション」をキーワードに、グローバル・キャピタリズムの危機を乗り越える新たな文化・文明論を描く。
目次
文明再生のために
第1部 いまの世界で私たちはどう生きているのか(なぜ沖縄の吉野家にはカウンター席がないのか;現代ベトナムにおけるインターネットと民主化;王制イスラーム国家モロッコが模索する民主化への道 ほか)
第2部 先人たちの伝統的な文化・文明から何を学ぶのか(親鸞の思想が教えるもの;イスラーム経済が教えるもの;ヨーロッパの愛に息づく自己発現 ほか)
第3部 これから文化・文明をどう再構築するのか(地域の教育力を再生するために;東アジアにおける共通教養教育をめざして;自然との共生文化への道 ほか)
人類が文明の欲望から解放される日
著者等紹介
片岡幸彦[カタオカサチヒコ]
大阪電気通信大学を経て、立命館大学法学部・国際関係学部教授、羽衣国際大学教授、ベトナム国立ハノイ人文社会科学大学客員教授などを歴任。その間、雑誌『グリオ』(平凡社)の編集長などを務め、現在、グローバルネットワーク21(GN21)代表
幸泉哲紀[コイズミテツノリ]
オハイオ州立大学経済学部助教授、龍谷大学国際文化学部教授を経て、現在、GN21代表補佐
安藤次男[アンドウツギオ]
立命館大学法学部教授を経て、国際関係学部教授、同特任教授。専門は、アメリカ政治外交史。GN21代表補佐・事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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