目次
第1篇 インフレーションと価値収奪の一般理論(商品流通を媒介する不換通貨とインフレーションの概念;商品流通におけるインフレーションの波及過程;貨幣現象としてのインフレーションに関する諸学説)
第2篇 管理通貨と金融資本の蓄積―現実資本の蓄積と管理通貨によるその媒介(金融資本の蓄積制限を突破する機構としての不換制;恐慌局面における過剰資本の発生と国家の需要創出・救済融資;繁栄局面における不換制による蓄積促進;不換制に基づく国家介入の抑制と管理通貨;現代資本主義と管理通貨制に関する諸学説)
第3篇 現実資本から乖離した管理通貨の運動―投機とインフレーションの経済学(株価の持続的上昇と管理通貨;原油価格の高騰と管理通貨制度下の投機的貨幣資本の運動―原油取引の「市場化」と投機マネー動員の結末)
著者等紹介
金谷義弘[カナヤヨシヒロ]
理論経済学、金融論。1955年京都市に生まれる。1978年立命館大学産業社会学部卒業。1987年京都大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。1988年鹿児島県立短期大学助教授。1996年鹿児島県立短期大学教授。現在、宮崎大学教育文化学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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