内容説明
本書は、二〇〇一年に京都中央労働学校でおこなわれた故向井俊彦氏の連続講義「『フォイエルバッハ論』と現代」の記録を編者の責任でまとめたものである。
目次
『フォイエルバッハ論』と現代
『フォイエルバッハ論』の成立
「フォイエルバッハにかんするテーゼ」を読む
『フォイエルバッハ論』第一章の位置づけ
ヘーゲル哲学の革命的な性格
ヘーゲル哲学の保守性はどこからきたのか―体系と方法の矛盾
エンゲルスは哲学のあり方をどう考えているか
ヘーゲル学派の解体とフォイエルバッハ
考えるべき二つの問題
哲学の根本問題―世界観的側面と認識論的側面〔ほか〕
著者等紹介
向井俊彦[ムカイトシヒコ]
1943年12月27日大阪市に生まれる。1976年3月京都大学院文学研究科博士課程単位取得退学。1976年4月立命館大学経済学部助教授。1990年4月同教授。1993年4月立命館大学文学部教授。1994年4月立命館大学理工学部教授。1998年4月立命館大学文学部教授。2006年5月14日永眠(享年62歳)。見田石介、鈴木茂両氏に学び、自らをその継承者として位置づけ、新しいマルクス主義哲学のあり方を探究する。その一方で、教養教育の実践者として学生の指導にあたるとともに、その発展に努める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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