内容説明
中国に渡った二人の従軍看護婦の証言を軸にしながら、従軍看護婦を養成し海外戦地へ派遣した制度とその制度を支えた日本赤十字社という組織に言及する。
目次
第1部 従軍看護婦派遣の歴史的変遷(西南戦争から日清戦争へ―初の従軍看護婦;日露戦争と従軍看護婦;第一次世界大戦と従軍看護婦海外派遣 ほか)
第2部 海外戦地へ行った看護婦たち(従軍看護婦の証言;証言から読みとく従軍看護婦;その後の石家荘―「人民解放軍白求恩国際和平医院」)
第3部 日本赤十字社創設と全国組織網の形成(赤十字思想との出会いから博愛社認可へ;博愛社の組織的特徴;全国組織網形成の布石 ほか)
著者等紹介
川口啓子[カワグチケイコ]
1957年生まれ。大阪健康福祉短期大学介護福祉学科教授
黒川章子[クロカワアヤコ]
1946年生まれ。佛教大学社会福祉学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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