内容説明
企業における技術とは、その企業が展開する事業の生産能力に関する精通した知識をいう。本書は、経営上の優位性を獲得するための技術を予見し、創造、利用するための技術戦略の明確な形式化について説いている。また、企業の将来の戦略的ポジションに不可欠であり、刻々と変貌を遂げているコア技術をマネジメントするうえでの問題に焦点を当てている。
目次
技術と経済目標
企業のコア・コンピタンス
製品開発サイクルにおけるイノベーション・マネジメント
技術プランニング
技術の基盤―発明
製品およびサービスへの技術の実践(インプレメント)
生産への技術の導入
技術と産業構造
技術代替
市況の予測
技術進化率の予測
技術進化の方向性を予測する
技術の非連続性の予測
研究戦略
研究プランニング
著者等紹介
ベッツ,フレデリック[ベッツ,フレデリック][Betz,Frederick]
メリーランド大学Technology Management Programディレクター。カリフォルニア大学バークレー校より物理学においてPh.D取得。カリフォルニア州立大学ヘイワード校、ニューヨーク州立大学バファロー校、ペンシルバニア大学の各大学で教鞭をとった後、全米科学財団(National Science Foundation)エンジニアリングプログラム・マネージャーとして1980年代から1990年代前半までのアメリカのリサーチセンターやエンジニアリング・プログラムの評価と選択を行い、これらの主要研究機関においてTechnology Management研究と教育プログラムの普及に努める
黒木正樹[クロキマサキ]
1990年12月Gonzaga大学MBA取得、1992年よりネブラスカ州立大学オマハ校国際学部客員研究員兼講師。ニューヨーク州レンセラー工科大学博士課程より日本のベンチャーキャピタルの分析に関わる論文でPh.D.取得。1999年立命館大学経営学部専任講師、2002年同学部助教授を経て、2005年よりテクノロジー・マネジメント研究科に所属予定。2003年度より立命館大学BKCベンチャーインキュベーション推進室長兼務
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