目次
タバクソイ日本人墓地
強制連行の真実
証言 強制連行
アングレン夜曲
フェルガナ大盆地の日本人捕虜
飢餓砂漠ベカバードの日本人が生きた“証”
孤児のための学校
カガン日本人墓地
今も健在 チルチク市立応急手当病院
タシケントに残したもの
エリツィン・ロシア大統領の謝罪
「奴隷のまま死にたくない」
ウズベキスタン共和国の青年たちの呼び声
「私は、なぜ、ウズベキスタンの赤い土砂の下に眠っているのですか」
著者等紹介
藤野達善[フジノタツゼン]
1929年生まれ。九州大学法学部政治学科卒業。タシケント国立東洋学大学名誉哲学博士。福岡(日本)・ウズベク教育文化交流協会会長。福岡県教育問題総合研究所所長
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感想・レビュー
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mana
6
抑留について、日本人約60万人が連行・重労働を課せられ、6万人以上が過酷な重労働の中で命を落としている。これほどの犠牲を産みながら、日本史ではほとんどそれに触れられない。なぜ、明るみに出ないのか。また、兵士達は現地でどのような仕事に従事し、どのように亡くなったのか。本書は、著者がウズベキスタンを訪れ、日本人の墓や、建造物を巡る。何とか彼らの生きた証を後世に伝えたいと、悲痛な思いが伝わってくる。政府の権力の恐ろしさと対照的なのが、彼らの造った今なお立ち続ける建造物の美しさである。あまりにもやるせない。2017/08/21
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