内容説明
本書は、歴史研究の成果を継承しつつ、地域開発の概念を見直し、再構成する試みである。それは、伝統的な地域の管理システム、つまり、通常は前近代性をもつ社会として、経済分析においては無視されるシステムに着目して、その一定の合理性を評価しつつ、「水と土地の総合的な管理システム」を、より高い技術水準や地方自治制度の発展のもとで再生させるという課題に対して、挑戦を試みたものである。
目次
日本型地域開発
農業水利と日本型社会
電力事業と水資源開発
ダムによる水資源開発の問題点―水没補償問題を中心に
水資源開発と地方自治
土地問題の日本的特質
「日本型土地システム」
日本資本主義と不動産金融―日本はなぜ土地なのか?
土地政策と地方自治
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