内容説明
男・女・音楽・酒・ドラッグ。酔ったふりして斬り捨て御免の痛快エッセイ集。
目次
どぎつい男が好き!
だめになっちゃう
踊り狂いて死にゆかん
恋愛講座
いづみの甦る勤労感謝感激
普通小説
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
JunTHR
3
鈴木涼美がその筆名でオマージュを込めていると知り、読んでみた。なるほど確かに鈴木涼美は全力でリスペクトするだろうなという、今まで読んだどんな作家とも違う、唯一無二であった。解説通り、「彼女につづく作家たちの作品のメルクマールとなっているが、まだ彼女を抜き去ったものはいない」し、鈴木涼美もはるか後ろに置き去りだろう。 繊細さと過激さを行ったり来たり、自由な感覚に満ちているが、生に縛り付けられているような重さも滲み、確かな教養・知性の一方で無茶な放言・暴言もあり、それら全てを夢中で読ませる、厳然たる文才。2018/02/17
ほっさん
1
★★★★★ 鈴木いづみ 大好き
k
1
俗悪と痛快のあわいがいっとう美味。2010/02/19
kousuke456
0
坂口安吾の言葉を思い出した。「この世界は永遠に家庭とは相容れぬ。破滅か、然らずんば――嗚呼、然し、破滅意外の何物が有り得るか!何物が有り得ても、満ち足りることが有り得ないのだ。」(青春論)ドラッグやセックスに完全に溺れることもできず常にどこか醒めていて自分や自分を取りまく他者のことを冷静に観察しているような印象を受けた。2012/12/28
めぐみ
0
とても繊細な人だと思う