内容説明
ふたごの「研究者」であり、ふたごの「母親」でもある著者が、長期の追跡研究によって、乳幼児から成人に至るまでのふたご像をまとめ、更にツインマザースクラブのお母さんの声を加え新しいふたごの世界を紹介。
目次
1 ふたごの話
2 ふれあいの始まり―乳児期
3 ふたりでひとり―幼児期
4 集団の中のふたり―小学生
5 個性の芽生え―中学生
6 巣立ち前―高校生
7 人間としての独立―青年期以降
8 母親がみつめたふたごたちの成長
著者等紹介
天羽幸子[アマウユキコ]
東京大学教育学部および付属中・高等学校でふたごの研究を6年。その後、自らがふたごの母となる。乳児のふたごの家庭訪問による研究を続けるうち、1967年子育て支援組織「ツインマザースクラブ」を設立。2006年その功績により保健文化賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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糸車
13
大学でふたごの研究をしている著者にふたごのお子さんを授ける神様、グッジョブ!日々育っていく彼らを間近で毎日毎日観察できるんですもん、これ以上の幸運ってあるかしら。研究者としてだけではなく、子を育てる母親としての視点もあって興味深く読みました。わたしの亡くなった義弟がふたごでした。同じ日に同じ両親から生まれた子供でもこれほど違うのかと彼らを不思議な目で見ていた気がします。身長も見た目も全然似ていなかったので。ふたごは言葉の発達が遅れがちというのも驚きました。多胎児には保健師の訪問があることを思い出しました。2015/04/21