内容説明
英国自閉症協会の「SPELL」に代わる日本のアクロニム。わかりやすいフレーズをつないだアクロニム(頭字語)で覚える、自閉症とアスペルガー障害の対応の基本。
目次
第1章 「よ・い・か・た・ち」―自閉症の子どもへの対応:うまくいった例・いかなかった例(予告で見通し;言うより見せて;簡単明瞭;楽しいこだわり見守って;小さなルールの積み重ね)
第2章 「よ・い・こ・せ・い」―アスペルガー障害の子どもへの対応:うまくいった例・いかなかった例(予告で安心;言って見せて;こだわる趣味は特技に変える;説教せずにルールの説明;いつも冷静いつもおおらか)
第3章 「あ・ゆ・み・よ・り」―自閉症とアスペルガー障害の子どもに共通する対応:うまくいった例・いかなかった例(焦らずに子どものペース;ゆっくりのんびり見守って;見つけよう子どもの生きがい;読みとろう子どもの心;理解することは愛すること)
第4章 自閉症とアスペルガー障害のちがいを考える(「イメージのとぼしさ」と「イメージの脈絡のなさ」;自閉症とアスペルガー障害のちがい:“不器用さ”の意味;再び、H・アスペルガーの示唆)
著者等紹介
仁平説子[ニヘイセツコ]
昭和22年生まれ。東北大学大学院文学研究科修士課程(心理学専攻)を修了後、東北大学医学部附属病院鳴子分院言語治療士。その後、宮城県中央児童相談所心理判定員(嘱託)、仙台市児童相談所心理判定員(嘱託)等をへて、現在、宮城県塩竃市・多賀城市・加美町・大郷町発達相談員。自閉症スペクトラム支援士(日本自閉症スペクトラム学会認定)、臨床発達心理士。日本自閉症スペクトラム学会、日本発達障害学会会員
仁平義明[ニヘイヨシアキ]
昭和21年生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程から、茨城大学保健管理センター講師(専任カウンセラー)、新潟大学教育学部助教授などを経て、東北大学大学院文学研究科心理学講座教授。自閉症スペクトラム支援士。日本心理学会会員、日本自閉症スペクトラム学会会員、など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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